ProTools vs Cubase (補足編)

前の両者の比較記事で、この2者の比較を大雑把にしてみましたが、ちょっと思い出したというか、気づいたことがあって、追記することにしました。

何に気づいたかというと、「それぞれのソフトウェアの出身」です。

今のように「MIDIとオーディオ編集が一緒にできて当たり前」ではなかった時代、ソフトウェアはそのどちらかの機能専用のものでした。

そして、

・CubaseはMIDIシーケンサー
・ProToolsはオーディオミキサーとして生み出されたのでした。

つまり、両者は生まれた時からその目的が違うのです。

当時、MIDIシーケンサーの仲間にはCubaseの他にPerformerやLogicがいました(これらは素人でもなんとか手が届く値段でした)。

一方、オーディオミキサーとしてはProToolsの他にSonicやFairlightがいました(これらは素人が手を出せるような値段ではありませんでした)。

コンピューターの進歩とともに、これらのソフトウェアはMIDIとオーディオを同時に扱えるようになりました(Digital Performer等)。そして、機能的に歩み寄りつつ混然となっていったのです。

だから、

・CubaseはMIDI周りが充実している代わりに、オーディオミキサー部分がイマイチ
・ProToolsはオーディオミキサー部分が充実しているが、MIDI周りがイマイチ

なのです。

これは、あなたがソフトウェアを選ぶ時の大きな指針になると思います。

「あなたは何をしたいのか?(ソフトウェアシンセを含めた)MIDIでの音楽制作なのか、(生楽器やボーカルを含めた)音楽のミキシングなのか」

これによってどちらが適しているか、決めるのもいいかと思います。
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