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Sibelius vs Finale
さて、機能比較シリーズ最終章は「Sibelius vs Finale」です。楽譜作成ソフトウェアです。

今までの機能比較シリーズでは、代表的と思われる組み合わせを選んできましたが、実はそれ以外の組み合わせもたくさんあるのです。例えばProToolsの相手は、プロの現場ならFairlightでしょうし、コンシューマーレベルならLogicもあります。Melodyneの相手はAuto-Tuneだけでなく、Waves Tuneでもいいわけです。

しかし、今回取り上げる「楽譜作成ソフト」の分野においては、「Sibelius vs Finale」以外の組み合わせはないと思ってもいいでしょう。それくらい、この2つのソフトウェアはこの分野を独占しているのです。

さて僕の場合、楽譜が必要になるのは、実は一年のうちでも数回しかありません。なので、これらのノーテーションソフトウェアにもそれほどの高機能を求めていなかったのです。「MIDIデータを拾って、なんとか体裁の保てる楽譜が作れればいいや」程度のものでした。楽譜作成ソフトウェアについて言うなら、僕が最初に使ったのはFinaleでした。機能がどうこう言う以前に、その当時はFinale以外にまともな楽譜作成ソフトはありませんでした。だから去年、とある事情で楽譜作成ソフトが必要になり、検討したときもFinaleにするつもりでした-Sibeliusを知るまでは。

Finaleが魅力的な最初のポイントは「価格的・機能的なバリエーションが豊富」という点です。僕みたいな「ちょろっと使い」が手を出しやすいエントリーモデルが用意されているのです。最も安い「Finale Note Pad」なら、たったの\1,050。ランチを注文する感覚で買えちゃいます。実はこれ、去年までは無料でした!。でも当時はMIDIデータの流し込みもできなかったのです。これでは僕の用途には間に合いませんでした。

でももちろん、それより一つ上のグレードにすればそれくらいのことは可能です(そして、今のバージョンのFinale Note Padでも可能になっています)。過去に使った経験もあり、気持ちは完全に「Finaleに決定だな」と思いつつ、「でもまぁ、一応Sibeliusも見てみよう」といろいろなサイトを見て回ると・・・あれ?「Finaleはわかりにくい」「Sibeliusの方がずっと直感的で使いやすい」というコメントが次々に出てくるのです。

僕の最初のイメージと違います。そこでもうちょっと詳しく比較してみると・・・

Finaleの場合、何かをするためには、まず必ずツールを選択することから始まります。まるでPhotoshopのように。正しいツールが選ばれていないと、やりたい動作はまったく始められないのです。で、このツール選択がわかりにくい。スクリーンショットを見るとわかるのですが、画面の左端にツールバーが並んでいます。Photoshopを触ったことがある人ならわかるでしょうが、これらのツールの意味と位置を正しく理解し、どこに何があるのかをきちんと把握した上で操作しないと、音符一つ入力するのもままならないのです。

一方Sibeliusには「ツール」という概念があまりありません。試しに、昔作ったMIDIデータを流し込んで(この時点で既にかなりきれいな楽譜になっていたのですが)修正を施してみると、ツールを選ばなくても直感だけでなんとかなってしまったのです。何かあったら上に並んでいるメニューから必要な項目を選びます。これもジャンル毎に整理されていてわかりやすい。結局、そのデータを修正しきるまでに、マニュアルを広げたのは2回だけでした。本当はもっとラクで正しい方法があったのかもしれません。しかし、少なくとも「思ったように動いてくれる感」は、確かにSibeliusの方が上でした。

ショートカットキーを覚えるのはちょっと大変そうですが(なので、ショートカット一覧がついたマウスパッドが付属してきます(^^;))、これを覚えている人の操作を見たら、そのサクサク感は目が覚めるようでした。

ただ、Finaleは楽譜に必要な様々な記号を数値で配置することができます。きっちりぴったり作りたい人には、これは向いている機能かもしれません。Sibeliusの場合、これらの記号はドラッグで配置するしかなく(配置した記号を後から縦・横に揃えるという機能はあります)、記号の位置を合わせるには少々コツが要ります。

あと、日本での業界標準は確かにFinaleなのですが、これはどうやら「日本の事情」のようで、海外ではSibeliusが標準という場合もかなりあるようです。大好きなHerbie HancockがSibeliusを使っているという時点で、僕はヤられました(ミーハー)。

そしてもう一つ、僕にとって決定打だったのが・・・僕が既にProToolsを使っていて、Sibeliusとの連携が取れるから。ProToolsには楽譜作成機能がなかったのですが、v8から楽譜が作れるようになりました。さらに高度な編集が必要なときは「Sibeliusに送る」というメニューを押すだけでデータがSibeliusに転送され起動し、楽譜が現れます。人生、こうありたいですね(笑)。

そんなわけで、僕は見事にSibeliusに浮気し、本気になってしまいました。実際Sibeliusは、僕のような「ちょろっと使い」にはもったいないくらい高機能です。本気で検討する価値は十分にあります。
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