を:都をどり

最近の芸人は、笑わせてるんじゃない
笑われてるんだ
 -内海好江



あらかじめ申し上げておきますが、今回のあいうえお、多分史上最悪の出来になると思います。

・・・出ねぇよ、「を」。やっと出たのが今朝、地下鉄の壁に張ってあったのを見た「都をどり」のポスターの記憶。これだって京都にも日本舞踊にも縁もゆかりも興味もないオレにはなんのことだか(いや、京都には多少興味あるけど)。冒頭の名言だって「都をどり -> 日本舞踊 -> 芸事 -> 内海桂子・好江」っていう、なんだかわけのわからない道筋で、それもかなり昔(それこそ好江師匠がまだご存命だった頃)にテレビで見た曖昧な記憶の言葉だし。あえて言うなら芸事から内海桂子・好江に辿り着くところがさすがオレ。

内海桂子・好江師匠の偉大さは今さら言うまでもないわけですが、記憶にある漫才は

好江「あたしらもいつまでも三味線持って都々逸ばっかり歌ってる場合じゃないんだよ。舞台なんだから。どんな曲だって弾けるようにならなきゃいけないんだよ」
桂子「そんなこと言ったって三味線なんだから、都々逸くらいしかないでしょ」
好江「そんなこと言ってるから時代に取り残されるんだよ。たまには拡張高くクラシック、それもアリアかなんか弾いてみなきゃ」
桂子「アリア!?なんだいそれ。三味線でそんなの弾けるわけないじゃないか」
好江「だからあんたはダメだっての。何年この仕事してるの。そんな唐紙みたいな派手な着物着て。無駄飯食って歳取ってるからそうなるの。いいかい、弾いてみせるから、下がって見てなさい。キミの時代は終わったよ。よっ!あ、アリァ、アリァ、アリァさ!」

ってヤツ。この「唐紙みたいな派手な着物着て無駄飯食ってる」ってのがなんとも好きでね。好江師匠のチャキチャキの江戸弁でこれを言われると、ものすごく気持ちよくて好きだったなぁ。

江戸弁といえば、六代目・三遊亭圓生師匠は普段から江戸の芸人言葉を話す人だったようですね。現・六代・三遊亭圓楽師匠(元の楽太郎)が先代の圓楽師匠に弟子入りして圓生師匠に挨拶しに行った時「大学を出てるんですってね。へっへっへ。・・・・無駄でゲス」と言われた、という話をしてました。

・・・ほら、「都」の話も「をどり」の話も一切してない。江戸落語の話しちゃってるもんね。なんだいこりゃ。

次回、いよいよ「あいうえお」最終回!
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