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む:紫式部
めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに
 雲がくれにし 夜半の月かな
  -紫式部


昔から、そもそも歴史が苦手なのです。古文ってヤツも、それを面白いと主張する人の気持ちはよくわかるし、わかれば面白いんだろうと思うんだけど、「いづれの御時にか、女御・更衣あまた候ひたまひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり」とか言われても、「・・・なんのこっちゃ?」としか思えない。それに現代語訳が付いても、「いずれの帝の御世であったろうか、女御や更衣が大勢お仕えされていた中に、それほど高貴な身分ではないものの、格別に帝のご寵愛を受けていらっしゃる方がいた」ってのがやたら回りくどくて、「要するに『むかしむかし、大した身分じゃないけどやたら愛されてるヤツがいた』ってことだろ?だったらそういえばいいじゃん」ってなっちゃう。あの表現の奥にある真意にたどり着けないのです。

そういえば、学生の頃の僕の友達が、「昔の人は、犬に吠えられてびっくりしたときに『いとあやしき犬のほえたり!』とか言ってたのか?」とか言ってたけど、そうじゃねぇよ。

紫式部。あの時代に「才女」をやってくのは大変だったろうなと想像します。同時代にもう一人の才女として挙げられる清少納言がいわゆるコラムニストだったとするなら、紫式部は純文学。どっちにもどっちのつらさがありそう。ただ、僕のイメージとしては、清少納言は、やれ「春はいいわねぇ」とか、「かっこいい服着飾りすぎるの、ちょっとダサくない?」とかいう感じの、高慢な態度が鼻に付く書き散らし系。大して紫式部は執念系。実際どうだったのかは知りませんけどね。

どっちと付き合いたいかって言われたら・・・どっちもきついなぁ。だって、清少納言とデートしたら「ちょっと、その格好、なに?アタシと会うのにそんなダッサイ服着てくるわけ?みっともない。バカじゃないの」とか言わそうだし。紫式部だと「本日ディズニーランドへ向かうのは、一般的にそれが最もデートらしい形だという既成事実から来る非常に安易な結論であり、それ自体は無価値な選択ではないですか?」とか言われそう。うっせぇよ。

紫式部は清少納言をこきおろしてるらしいですよ。

「清少納言こそ したり顔にいみじうはべりける人 さばかりさかしだち 真名書き散らしてはべるほども よく見れば、まだいと足らぬこと多かり かく 人に異ならむと思ひ好める人は かならず見劣りし 行末うたてのみはべれば え心になりぬる人は いとすごうすずろなる折も、もののあはれにすすみ をかしきことも見過ぐさぬほどに おのづからさるまてあだなるさまにもなるにはべるべし そのあだになりぬる人の果て いかでかはよくはべらむ」

「清少納言は、実に得意顔をして偉そうにしていた人です。利口ぶって漢字を書き散らかしていますが、よく見れば、まだまだ勉強不足の点がたくさんあります。あれほどいつも他人から抜き出ることばかり考えている人は、いつかボロをだし、末路はいいことがないに決まっています。軽薄な人の終わりはどうしていいはずがありましょうか」

・・・怖っ。でもここから推察するに、清少納言も相当高慢なイヤなヤツだったっぽいな。「アタシって才能あるし~」みたいな。「偉そうにして」「他人からぬきんでることばかり考えてる」「軽薄な」ヤツって、オレ、絶対友達になれないかも。

二千円札の裏が、清少納言じゃなくて紫式部だったのは、なんででしょうかね?やっぱ純文学だから?コラムニストじゃダメってこと?
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