僕の音楽遍歴(6)

高校2年のとき、もう一つ、僕の音楽遍歴にとってエポックメイキングな出来事が起こりました。

初めてのシンセを手に入れたのです。

買ったのは「YAMAHA DX7II FD」

世界初のFMデジタルシンセだった名器・DX7の後継機で、やはり爆発的ベストセラーになった名器です。

これで何でもできる!あこがれていたYMOに近づける!僕はうれしくてうれしくて、たまりませんでした。毎日2階の自分の部屋で弾きまくり、興奮して足で地面を叩きつけるようにビートを刻み、下の階にいた母親に「あんた、何やってんの!うるさいわよ!」と怒られたこともあるほどです。

YMOやジャズとともに、当時はフュージョン(CASIOPEAとかSQUAREとか)も聞き始めていて、そのフレーズも弾きまくりました。

そしてもう一つ幸運だったのは、(前回の音楽遍歴に書いた)当時僕が入っていた合唱部の指導者(指揮者)が、やはりこの手のデジタル楽器マニアだったことです。

彼に僕がDX7を買ったことを話すと「あ、そうなの?そしたら最近シーケンサーを買い換えたから、古いのあげるよ」といわれ、QX21というシーケンサーも手に入れることができたのです。

分解能1/96、再生トラック1(テンポラリートラック1)という、今にしてみればとんでもないロースペックで、トラックを分けて記録するとトラックダウンしなければ続きができない。一度トラックダウンしてしまうと間違いに気づいても変更できないという地獄のようなマシンでしたが、それでも僕はうれしくて仕方ありませんでした。「あの高速アルペジオが作れる!」「自由なフレーズが正確なビートで作れる!」と、毎日のようにポチポチ、ポチポチとボタンを押して、打ち込みに専念していました(僕はこれを「男の手編み」と呼んでいました)。

そして、これで初めて「オリジナル曲」と呼べる曲を作ったのです。それがProfileページに書いてある「Moon Flight」という曲です。

さらにこれに気をよくして、自宅にあったダブルデッキをつかって、バックトラックを一つのテープに録音した後、「カラオケ録音機能」を使って別のパートをダビングしていく、という方法で曲を作り出しました。何度もダビングを繰り返すとテープが伸びてきて、最後の方はピッチが微妙に下がっているわ、音はひどいわ、これも今思えば最悪の環境でしたが、本当に楽しかったのを覚えています。

あんまり弾きすぎて手の指がおかしくなり、軽いバネ指状態になっていて、いまだにそのままです。成長期に無茶をするのはやめましょう(^^;)。
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No title

Moon Flight
ききたいよ~

No title

足で地面を>その姿が目に浮かぶようです(爆)

No title

WEB-MIXさん

録音したテープが見つかったら、アップするかもしれません・・・いや、しないな、きっと。恥ずかしすぎる(^^;)


あるふぁさん

何の音かと思ったらしいです(^^;)

No title

懐かしいですね。
エレクトーンできちんした訓練を受けたあと始めたシンセ。
なんでもこなせるマルチな音楽センスは、このあたりがルーツだったのですね。

No title

今にして思えば、大した「訓練」じゃないんだよね、エレクトーンの場合は(^^;)。

ただ、スイッチや数字で音を作る事やキータッチは、エレクトーンと全く同じだったのでごく自然だったし、アレルギーはまったくありませんでしたね。
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