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上海(4)
さて、食事ですが、これはもう、どこで何を食べてもおいしいです。マジで。さらには、信じられないくらい安いです。

こちらの習慣らしいんですが、昼飯だろうが晩飯だろうが、とんでもない量を注文します。どう考えても食べきれないくらいの量を注文して、結局半分以上残るんです。そんな量を注文してるのに、値段は一人当たりにして1,000円ちょっとくらい。もちろん、ビールも紹興酒も何もかも全部込みの値段です。だって、500mlの青島ビールが、若干割高になるはずのレストランで注文しても10元(約130円)なんだから。でも、どれもとてもおいしい。食事の面で言えば、ここは天国ですよ、ほんとに。ただ、調子にのって食べ過ぎて、初日に胃もたれをおこしたりしましたが・・・(^^;)

上海と言えば、有名なのは上海蟹と小籠包。現地のスタッフ(北京在住の中国人)に「何が食べたい?」と言われたので、「上海蟹!」と答えたら、「あれはもうそろそろシーズンが終わりだよ」と言われて(別に終わり間際でもよかったんだけど・・・)、「そしたら小籠包」と言ったら、「そんなに安いもの?もっといいもの食べればいいのに」とか言われました(^^;)。でも、「いや、それが食べたい!」と言ったら、連れて行ってくれたのが「南翔饅頭店」。

Shanghai1.jpg

手前が豚肉のノーマル小籠包。奥がカニみそ入り。これが、まぁうまい!皮がプリプリのモチモチで、噛むとスープがどばっ!と出てきて、たまらないうまさ。「これはうまい!」と言いながらガツガツ食べてたら、「そんなに好きなら、これはどう?」と言われて、出てきたのが

Shanghai2.jpg

特大サイズ。真ん中に刺さったストローでスープを飲め、と言うんですが、どう考えたってやけどするだろ、これは(^^;)。試しに吸ってみたら、やっぱりやけどしました。「おいおい、冷ましてからにしろよ」とか言われたけど、これはアツアツがおいしいでしょ、やっぱり。

で、この大きいのもぺろっと食べちゃったら、「そんなに好きか?」と言われて

Shanghai3.jpg

追加注文。だから、そんなに食べきれないっての(^^;)。

しかし、うまいなぁ。こんなの東京でも食べたいなぁ・・・と思っていたその時、メニューの裏を眺めていた中国人の彼が「・・・あ」と小さい声を上げました。

どしたの?

「この店、東京にも支店がある

ほんとだ(^^;)。しかも、毎日通っているオフィスからそんなに遠くない距離。幸せは、意外とすぐそばにあったのね。

でもね、東京で食べると、このとき食べたカニみそ入り小籠包が6個で1,764円。上海で食べた同じものは、8個で50元(約650円)。3倍近く高くなってます。上海の値段だったら毎日でも食べられるけど、東京の値段では食べられないです(^^;)。

上海は、素晴らしくおいしい街でした(^^)
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上海(3)
昼の仕事もありましたし、その日は上海最後の夜で結構遅くまで飲んでいたので、ちょっと疲れていました。僕は最後のタバコに火をつけ・・・ようとして、灰皿がないのに気付きました。昨日までは確かにあった灰皿がなくなってる。多分、「頼んでもいないベッドメーク」の時に間違えたんでしょう。仕方ないのでフロントに電話して、灰皿(Ashtray)を持ってきてくれるように、英語で頼みました。"Sure. No problem!"と小気味いい答えが返ってきて、これで一安心。数分後、若い男性の客室係が「手ぶらで」やってきました。・・・あれ?灰皿は?僕が英語で尋ねると、彼はまったく英語がわからない模様。ちょっとおどおどした感じで、部屋に入れてくれというジェスチャーをします。あぁ、いいよ。もちろん。彼は部屋に入り、カウンターに置いてあったアイスボックスを持って出て行きました。

・・・アイスボックス?そんなもん、どうするんだろう?

また数分後、彼は、氷が一杯に入ったアイスボックスを持って帰ってきました。「はい、どうぞ」

・・・いや、「アイス」じゃなくて、「アッシュ」。灰皿が欲しいのよ、僕は。

英語でそのように伝えますが、彼にはまったく伝わりません。こんな時はジェスチャーしかない。僕は枕元に置いてあったタバコを取り、タバコを吸う真似をし、左手で作った大きい輪の中で灰を消す真似をし、さらにその輪を右手で指さし、「これ、これ!」と言いました。

すると彼は、一言ぽつりと

「・・・Dial 1」

・・・は???なんだそれ?

あまりに意外な答えに僕が言葉を失っていると、彼は突然受話器を取って電話をかけ始めます。

ここで気づきました。僕が必死に指さしていたそこには・・・左手で作った「見えない灰皿」の向こうには、電話が置いてあったのです。つまり彼は、僕がなにかを言いながら、必死で電話を指さしているように見えたのでしょう。そこまでの、見せつけたタバコの箱とか、その後のタバコを吸うジェスチャーとか、聞こえていたはずの「Smoke」という言葉とかはすべて無視で、僕が電話のかけ方を知らないと思って、「(フロントと話をするなら)1番を押せ」と言ったのです。

やがて、彼が受話器を僕に渡します。僕は受話器を受け取って、電話の向こうの係と話をします。この係なら、さっきも話をしたし(同じ人かどうかはわからないけど)、英語が通じるだろう。

さっきも電話したんですけど、灰皿がないんですよ。僕はタバコが吸いたいんです。

電話の向こうの係が言います。

「・・・what?」

いや、whatじゃなくて、灰皿!タバコが吸いたいんです!(I just want to smoke!)タバコには灰皿が必要でしょ?(You need ashtray for cigarette, right?)灰皿が欲しいんですよ!持ってきてほしいんです!

すると、cigaretteが聞き取れたのか、

「・・・We're not selling cigarette(ウチではタバコは売ってません)」

もう、完全に志村けんの「とんでもない、あたしゃ神様だよ」状態。話のそれ方といい、ボケ方といい、見事。本気で笑いそうになりましたが、そこは踏みとどまって、

タバコは持ってるんだってば!!灰皿がないの!

すると、3秒くらいの間が空いて

「・・・I'm Chinese. I can't speak English.」

ここで、頭の中でゴング。カ~~ン!こりゃダメだ・・・。

僕は力なく「・・・OK. Forget it.」とだけ言って電話を切り、そばで立っていた客室係の子にも「もういいよ。ありがとね」と言って帰ってもらいました。

後で考えれば、ここは中国なんだから漢字で「煙草」とか「灰皿」とか書いて伝えれば良かったんですよ。そっちの方が通じたはず。それに、なんだったら携帯から翻訳サイトにつないでもよかった。いくらでも解決策があったはずなんですが、あの時点では僕の方も軽いパニックになっていて・・・今までこんなに英語が通じなかったことがないので・・・その方法が思いつかなかったんですね。

でもね、タバコの箱も見せたんです。吸う真似もしたんです。汗かきながら。必死で。大体、君を呼んだのも電話で呼んだのよ。電話のかけ方じゃないことくらい、分かるでしょ。なんかよくわかんないけど、タバコを持って騒いで怒ってたら、それは大体灰皿なんじゃないのかね?ちょっと僕の立場を考えてくれれば、わかりそうなんだけどなぁ。

ここまでに関わった人は3人。最初に電話を受けた人、部屋に来た若い男の子、最後に電話を受けた人。この中で、誰ひとりとして灰皿に気付く人がいないというのがすごい。本気で気付いてないんです。気付こうともしない。

チェックアウトの日、フロントの人が「名刺をくれ」と言う。「なんで?」と聞いたら、「定期的にホテルの情報を送るから」というので、「そんなもん、いるか!」と心の中で思いながら「I don't need it.」と言って帰りました。
上海(2)
「相手のことを気にしない」のが国民性。それはそれでいいです。でも、ホテルの従業員という仕事は、相手のことを気にしてほしい。

僕が今回泊ったのは、Holiday Inn上海浦東南浦。チェックインした時にはフロントの対応もよかったし、部屋もきれい。いいホテルだな、と思ったんですが・・・

朝、仕事に向かう時、部屋にDon't disturb(入らないでください)のランプを点けておきました。別に見られてはいけないものがあるわけじゃなかったんですが、今回持って行ったトランクが鍵をかけるのが少々めんどくさいモデルで、ちょっと時間がなかったんで、開けっ放しにしておいたんです。なので、念のためDon't disturbしておいたわけです。

で、夕方、仕事から帰ってきて部屋に入ったら、きっちりベッドメークされてる。Don't disturbランプは完全に無視されています。しかもご丁寧に、点けたはずのDon't disturbランプも消してあります。

背中に冷たいものが走りました。トランクの鍵は開けっ放しです。まさか、何か盗られてないだろうな・・・。慌てて確かめてみると、幸運なことに何も盗られていません。よかった。でも、なぜサインを無視したんだろう?ひょっとしてオレ、点けたつもりでつけ忘れたのかな?

そんなはずはないのです。ランプ自体が壊れているなんてことはよくあることなので、僕は朝、赤いランプがついているのを確認してから出たのですから。でも・・・

次の日、僕はもう一度試してみることにしました。今度はトランクの鍵もかけ、Don't disturbランプもしっかり確認して。

そして夕方、帰ってくると・・・やはり、しっかりベッドメーク済み。ランプも消えています。これはもう、完全に意図的に無視しているとしか思えません。

どうして無視するんでしょう?ちょっと調べてみたら、二つの理由が出てきました。一つ目は、自分でDon't disturbボタンを点けたのに、それを信じて部屋を掃除しないと怒りだすお客さんがいるから。でも、そんなのその客が悪いでしょう。もうひとつは、それがサービスだと勘違いしてるから。このあたりはちょっとデリケートで、もしそれが本当なら、それは好意なわけです。でもね、ホテルなんだから。Don't disturbってしてあったら、それは入らないのがルール。ましてHoliday Inn。世界中にチェーンがあるこのホテルが、そんなことを知らないとはとても思えません。

正直、このことをもって、フロントにねじ込んだってよかったのかもしれません。プライバシーの問題ですからね。でも、僕の滞在はその日で終わりでした。荷物も何も盗られていません。もういいや。寝ちゃおうっと。僕はため息交じりに、タバコに火をつけようとして・・・ここでまた、新たな事件が起きてしまうのでした。(つづく)
上海(1)
3泊4日で、上海に出張してきました。

上海はおろか、中国自体が初めてなので、いろいろ面白い体験ができました。

まず街中。

とにかく、本当に誰も信号を守りません。人はもちろん、車もバイクも、誰も信号を守らない。一日中クラクションが鳴っていて、車線を無視してスレスレですれ違って行きます。僕も4日間の滞在中、何度もひかれかけました(^^;)。いや、ひかれかけたと思っているのは僕だけで、向こうは「こんなもんだ」と思ってるのかもしれませんけど。でも、信号が赤になるのを待って横断歩道を渡った、あのおばあちゃんは一体なんだったんだろう・・・?

信号だけじゃなく、それ以外の交通ルールも守りません。Uターン禁止の標識もみんなで無視してUターンするので、団子状態になって、クラクションの鳴らし合い。それでも事故にならないんだから、ある意味すごい。ここで運転する勇気は、僕にはないです。

あとは、有名な「並ばない」習慣。バス停があるんですが誰もそこにいなくて、バス停よりちょっと手前のところで手を挙げてバスを停めます。バスもそこで停まるので、バス停で待っているとバスに乗れません(^^;)。3台とかのバスが来ると、バス停の手前でみんなが手を挙げる。バスが一斉に同じところで停まる。乗る人達が自分のバスに向かってまっすぐ進む。で、クラクションの鳴らし合い。自分のバスに乗り損ねて、大声で叫んでる人もいたりします。この手の「揉め事」ってのは日常茶飯事で、街中でもホテルでもレストランでも、しょっちゅうだれかが揉めてて、大声で言い争ってます。なんていうか、激しい街です。日本人の僕としては「ちょっと考えればいいのに・・・」とか思ってしまうんですが、そういうもんじゃないんでしょうね。

つまり、相手のことはあんまり気にしないんです。そう。「相手のことを気にしない」というキーワードですべてが語れる気がします。横断歩道を渡っている歩行者を無視して車を走らせるのも、降りる人がいるのにどんどんエレベーターに入ってくるのも、店の入り口で「席がない」と大声で怒鳴るのも、地下鉄の車内で携帯で大声で電話するのも、禁煙だって言ってるのにどこでもタバコを吸うのも、すべては「自分がすべて」なんです。(この、「相手を気にしない」がホテルの客室係においても同じで、それでちょっとした事件が起きるのですが、それは後日)

・・・でもね、思い返すと、60~70年代の日本だってそんなもんだったわけですよ。いや、僕はその時代のことはよく知りませんけど、すくなくとも僕が小学生くらいのときには、世の中は、今ほど「やってはいけないこと、言ってはいけないこと」が多くなかったように思います。歩きタバコもポイ捨ても平気だったし(山手線のホームでタバコ吸って、線路にどんどん捨てたりしてた)、エレベーターに乗る順序だっていい加減なもんだった。そのせいで海外に出たときに恥をかいて、そのたびに反省してきたわけでしょ?中国の最近の発展度合いは、あの頃の日本にとても似ている気がしていて、つまり、街の発展度合いが速すぎて、市民の「都会人としての意識」がついて行けてないわけです。だとすれば、これはしょうがないよな、と(まぁ、少なくとも日本では、信号は守ってたと思うけど・・・)。こういう「意識(というか「マナー」)」が定着するまでには、人間のやることですから、時間がかかるわけです。しばらくは様子を見ててあげないといけないでしょうし、もし彼らがそれで快適なら、別に口を出すようなことでもないわけです。ただ、僕が慣れるのには時間がかかりそうだな、とは思いましたけど(^^;)。
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